カリキュラム

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獣医学科で学ぶこと(カリキュラム)

獣医学科では、224科目が開講されます。
このうち、教養教育科目・外国語教育科目が94科目、専門教育科目が130科目です。

獣医学科 科目区分表

科目区分
専門教育科目 ①学部共通導入科目**
②基礎科目**
③基礎獣医系科目*
④応用生物系科目**
⑤公衆衛生系科目*
⑥畜水産系科目**
⑦臨床系科目**
⑧アドバンスト科目
 ライフサイエンス科目
 国際獣医事科目
 臨床獣医科目
⑨総合科目
外国語教育科目
教養教育科目 初年次教育科目
人間・社会科学教育科目
キャリア教育科目
科学技術教育科目

* すべて獣医学教育モデル・コア・カリキュラムで構成
**一部を除きコア・カリキュラムで構成

獣医学科のカリキュラム:3つの特色

特色1

コア科目とアドバンスト科目を明確に分けたこと、これは他大学にはない大きな特色です。学生は、在学中から自らの進路を早い段階から意識して学ぶことになります。


特色2

コア科目だけではなくアドバンスト科目の大部分を専任教員が行います。獣医学科は73名という我が国では最大数の専任教員を擁しており、このことを可能にしました。


特色3

研究マインドを持つ獣医事の実務家、臨床医を育てるだけでなく、創薬、機器開発などでも活躍できる獣医学研究者や次世代を担う教育者を育成するための教育を行います。そのため卒業論文研究を重視します。

カリキュラムマップ(学びの順次性・関連性)

<クリックするとPDFファイルを表示します。>

アドバイス:獣医学科では4年次までは必修科目が多く、講義と実習に明け暮れる毎日ですが、折に触れ研究室を訪れ教員から説明を受けるなどして、自分の将来を決める助けとしてください。

講義/実習/演習科目の一覧

学部共通導入科目

  • 動物関連キャリア概論
  • 生命倫理学
  • 人間・動物関係学
  • 獣医事法規

基礎科目

  • 生命科学
  • 動物分子生物学
  • 生命科学実習
  • 化学
  • 生物物理学
  • 放射線生物学
  • 情報リテラシー
  • 生物統計
  • 動物福祉論
  • 科学倫理学

基礎獣医系科目

  • 獣医生化学
  • 獣医生化学実習
  • 獣医生理学
  • 獣医生理学実習
  • 獣医形態機能学Ⅰ
  • 獣医形態機能学Ⅱ
  • 獣医解剖学実習
  • 獣医組織学実習
  • 獣医薬理学総論
  • 獣医薬理学各論
  • 獣医薬理学実習

応用生物系科目

  • 獣医微生物学
  • 獣医微生物学実習
  • 獣医毒性学
  • 獣医毒性学実習
  • 動物実験学
  • 獣医実験動物学実習
  • 獣医病理学総論
  • 獣医病理学各論
  • 獣医病理解剖学実習
  • 獣医免疫学
  • 獣医病理学実習
  • 獣医免疫学実習
  • 臨床検査学入門
  • 動物行動学
  • 野生動物学
  • 動物感染症学
  • 魚病学
  • 魚病学実習

[獣医看護アドバンスト科目] 実験動物科目

  • トランスレーショナル・リサーチ
  • 獣医病態モデル学
  • 遺伝子工学
  • 実験動物飼養管理学
  • 実験動物看護実習
  • 実験動物学実習Ⅱ
  • 生殖工学
  • 生殖工学実習

公衆衛生系科目

  • 医動物学
  • 医動物学実習
  • 人獣共通感染症学
  • 獣医公衆衛生学総論
  • 獣医公衆衛生学実習
  • 食品衛生学
  • 食品衛生学実習
  • 環境衛生学
  • 獣医疫学

畜水産系科目

  • 生産農学概論
  • 水産増養殖学
  • 遺伝育種学
  • 家禽疾病学
  • 動物衛生学
  • 動物衛生学実習
  • 飼料作物学

臨床系科目

  • 栄養学
  • 獣医臨床薬理学
  • 獣医臨床栄養学
  • 獣医内科学総論
  • 獣医臨床病理学
  • 獣医呼吸・循環器病学
  • 獣医消化器病学
  • 獣医泌尿生殖器病学
  • 獣医内分泌代謝学
  • 獣医神経病学
  • 獣医血液・免疫病学
  • 獣医皮膚病学
  • 獣医眼科学
  • 動物行動治療学
  • 小動物内科学実習
  • 獣医外科学総論
  • 獣医手術学総論
  • 獣医麻酔科学
  • 獣医軟部組織外科学
  • 獣医運動器病学
  • 獣医臨床腫瘍学
  • 獣医画像診断学
  • 小動物外科学実習
  • 獣医画像診断学実習
  • 産業動物臨床学
  • 馬臨床学
  • 獣医臨床繁殖学
  • 産業動物臨床実習
  • 獣医臨床繁殖学実習
  • 総合獣医学演習Ⅰ
  • 総合獣医学演習Ⅱ
  • 獣医療面接実習
  • 総合参加型臨床実習

[アドバンスト科目] ライフサイエンス科目

  • 分子細胞腫瘍学
  • 発生工学
  • 獣医病態モデル学
  • 創薬科学
  • トランスレーショナル・リサーチ
  • 比較動物機能科学
  • 修復・再生医療科学
  • 国際ライフサイエンス産業政策論
  • ライフサイエンス特別実習

[アドバンスト科目] 国際獣医事科目

  • 国際獣医事概論
  • 国際動物関連法規
  • レギュラトリー科学
  • 国際動物疾病学
  • 国際野生動物管理学
  • 産業動物疾病予防管理学
  • 産業動物疾病診断病理学
  • セキュリティー学
  • グローバル食品管理科学
  • 医薬品・食品安全性評価演習
  • 国際獣医法医学
  • 動物危機管理学
  • 国際生物資源学
  • 人獣共通感染症学実習
  • 公共獣医事情報解析実習

[アドバンスト科目] 国際獣医事科目

  • 分子疫学
  • 獣医臨床疫学演習
  • エキゾチックアニマル学
  • 抗菌薬バイオロジー
  • 国際展示動物疾病学
  • トランスレーショナル・ベテリナリーメディシン
  • 免疫関連疾病学
  • 獣医高度臨床学
  • チーム獣医療学
  • 総合臨床検査特別実習

[アドバンスト科目]

  • 獣医キャリアスキルアップ研修

総合科目

  • 卒業論文Ⅰ
  • 卒業論文Ⅱ
  • 卒業論文Ⅲ

卒業研究の進め方

学生は5年次に、3分野(ライフサイエンス、公共獣医事、医獣連携獣医)のいずれかを選択します。

本学の特色は学生が所属する研究チームにあります。本学の研究体制は小講座に分散して個別に行うという旧来型のものではなく、教員が自由な発想で編成する目的別研究プロジェクトを編成し、オープンスラボで研究するという欧米型のスタイルを取り入れています。学生はこのプロジェクトに所属して「最先端研究をプロジェクトチームの一員として体験」をします。研究室・ラボスペース・学生室はこのスタイルのために特別に設計されています。

獣医学共用試験と国家試験

獣医学科に入学する目的は、獣医師という国家資格を取得することです。
そのためには、2段階の公的な試験があります。

①獣医学共用試験
自動車免許に例えるといわば仮免に相当するものです。全国の大学関係者が共同で運用するこの試験をパスすることにより、カリキュラムの中で必修単位である総合参加型臨床実習を受講することが出来るようになります。学科試験(vetCBT)と臨床技能と態度(vetOSCE)の2つの試験があります。4年次の終わりに受験します。vetCBTの範囲は、獣医学教育モデル・コア・カリキュラムのなかの指定された到達目標です。
http://veteso.or.jp/exam/about/index.html
http://plaza.umin.ac.jp/~vetedu/cur/
②獣医師国家試験
獣医師法第17条で定められている国家資格です。卒業年次の3月に農林水産省が実施します。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/zyui/shiken/shiken.html

アドバイス:国家試験だけではなく学年の途中である共用試験も、獣医学という広範囲で膨大な知識を問われる大変な試験です。日頃からしっかりと準備しておくことが大切です。大学もそのための情報や自学自習の手助けの手段を提供します。

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