赤瀬 悟准教授

学位

農学博士、獣医師

専門分野

獣医公衆衛生学、細菌学

研究分野

食中毒予防(特にカンピロバクター)、食肉の衛生管理

メッセージ

カンピロバクター食中毒は、日本で最も多く発生している細菌性食中毒です。食肉(特に鶏肉や鶏レバー)の生食料理が原因のほとんどを占めています。この食中毒の予防法は非常にシンプルです。「食肉は適切に加熱して食べること」で予防できます。
しかし、日本は魚の刺身、生牡蠣、牛肉ユッケ、馬刺し等の生食料理が全国各地で親しまれている食文化を持つ国です。そこで私は、食品の安全と食文化の両立を模索しながら、次世代へ食文化の健全な継承をどうすれば実現できるか?ということに研究の重点を置いています。例えば、安全に生食できる鶏肉や鶏レバーの生産管理や、イノシシやシカなどのジビエ肉の安全性確保に関する研究などです。 
私は、地方公務員の獣医師として21年間、保健所や検査機関等で働きながら食中毒に関する調査・研究に取り組んできました。現在は、地域資源の豊かな愛媛県今治市にある岡山理科大学において、食肉の安全と食文化の健全な継承を支えながら地域に貢献する研究を、学生と共に進めていきたいと考えています。

研究内容

  • カンピロバクター食中毒事例の傾向分析とその予防法
  • Campylobacter jejuniの遺伝子型別法
  • ギラン・バレー症候群と Campylobacter jejuni HS19 型菌
  • ジビエ肉の安全性確保

研究業績

  1. Satoru Akase, Hiromi Obata, Wakaba Okada, Dai Saiki, Noriko Konishi, Keiko Yokoyama, Kenji Sadamasu. A case of food poisoning caused by Campylobacter jejuni due to ingestion of undercooked chicken meal with subsequent development of Guillain–Barré syndrome. Jpn J Infect Dis. 77(6): 353-355. 2024.
  2. 赤瀬 悟, 下島 優香子, 小野 明日香, 中里 彩乃, 三関 詞久, 村上 昂, 門間 千枝, 小西 典子, 横山 敬子, 貞升 健志.  東京都内で発生したカンピロバクター食中毒の患者および原因食品として疑われた鶏肉の特徴.  日食微誌. 41(2): 82‒87. 2024.
  3. Satoru Akase, Keiko Yokoyama, Hiromi Obata, Chie Monma, Noriko Konishi, Kaoru Hatakeyama, Dai Saiki, Masako Maeda, Chikako Asayama, Jun Suzuki, Kenji Sadamasu. Multi-locus sequence typing and lipooligosaccharide class analysis of Campylobacter jejuni HS:19 isolated in Japan. Jpn J Infect Dis. 75(2): 199-201. 2022.
  4. 赤瀬 悟,原田幸子,前田雅子,門間千枝, 尾畑浩魅,森 功次,横山敬子,鈴木 淳,貞升健志. 東京都内で分離されたCampylobacter jejuniの遺伝子型別法と血清型別法の比較. 日食微誌. 37(2): 69‒74. 2020.

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