(県民・市民の皆様へ)
理大獣医学部は、「地域で育まれ、そして地域に貢献する」学部です。以下に、大学が企画している地域貢献プログラムを紹介したいと思います。
県民・市民の皆様からのご要望・ご希望がありましたら是非ともお聞かせください。 お問い合わせ先はこちらのリンクからご覧ください。
岡山理科大学の地域貢献HPはこちらから
http://www.ous.ac.jp/page.php?sec=ctg_1&jpml=cooperation
1.教育・啓蒙活動
①高大連携
高大連携とは、「高校と大学」が連携して行う教育活動のことです。1999年に文科省中央教育審議会が大学と高校を通じた全体教育の必要性を訴える答申を出したのを機に、多くの大学が取り組んでいます。
生物学・生命科学全般に関する出張講義、そしてクラブ活動や高校教員の皆様との連携研究を支援してまいります。
トピックス
高大連携トピックス1 愛媛県立今治西高等学校の生物クラブの生徒が本学教員とともに実験を行いました。(2018年6月4日)
高大連携トピックス2 愛媛県立今治西高等学校の生物クラブの発表会が行われました。(2018年7月16日)
高大連携トピックス3 本学部で新田青雲中等教育学校のフィールドワークが行われました。(2018年10月2日)
高大連携トピックス4 今治西高等学校生物部の昨年度に続いて2回目の発表会が、開かれました。(2019年7月6日)
②市民公開講座
理大獣医学部には、87名もの教員がおり、先端的な生命科学研究だけではなく、語学や社会科学などの教養科目に至るまで、多彩な教授陣で構成されています。地域の皆様に役立つ、あるいは是非とも知って頂きたい様々な情報を、市民公開講座として発信します。どうぞご期待ください。
2.地域コミュニティー交流プログラム
私たち教職員は、学生とともに地域住民との交流を深め、地域の一員として地元と融和して大学生活を送るという意識が大切であることを強く意識しています。一方で、学生に対しては、将来より良き専門職業人・地域リーダーとなることを期待しています。そのために、理大獣医学部の教育プログラムには、大学の管理のもと、学生が主体となって行う課外活動(準正課教育プログラム)を用意しています。
準正課教育プログラムの1つとして、「地域コミュニティー交流プログラム」という課題を設定しています。
そこでは、
①地域住民を対象とした公開講座
②地元高校の生物系クラブとの交流
③地域ボランティア活動、町おこし活動
などを予定しています。
学生が主体となって企画する教育プログラムです。学生達が、どの様な創意工夫で地域の皆様との交流を深めてゆくか、ご期待ください。【FC今治の応援も楽しみです】
トピックス
特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除を今治市職員と行いました!
平成30年6月14日に、今治市の環境政策課、公園緑地課、道路課、用地管理課など6課の職員およそ25名と共同で本学獣医学部獣医教育病院を約100mほど下った道路両側に群生していた特定外来生物「オオキンケイギク」(下図左)の駆除が行われました。その駆除作業に、本学獣医学科並びに獣医保健学科の学生有志39名と教員2名が、ほぼ1時間にわたる作業にボランティアとして加わって協力を行い、作業を無事終えることができました。オオキンケイギクは、北アメリカ原産で、5-7月頃橙黄色のコスモスに似た花を咲かせますが強靭であり、在来種を駆逐する可能性があるとして平成18年2月に環境省により特定外来生物に指定されたものです。
平成30年度に引き続いて、平成31年4月25日においても、今治市役所の6課(環境政策課、公園緑地課、道路課、用地管理課、下水道業務課、下水道工務課)の職員の方に協力する形で、本学の学生有志19名と教職員4名が加わり、今治キャンパス獣医教育病院付近での特定外来生物である「オオキンケイギク」の除草作業を行いました。
3.研究分野協力(産官学連携)
獣医学部として様々な研究活動を行って行きますが、中でも疾患モデル開発、トランスレーショナル研究、医化学検査研究などは、産学連携研究として大いに期待されている分野です。このため、獣医学部では、国際認証(AAALAC)の取得を予定している実験動物センターを設置しました。
四国地域で活動する企業を中心に、共同研究を積極的に展開する予定です。岡山理科大学と愛媛大学は総括協定を結んでおり、両大学が密接に協力してこれらの事業を進めて行きます。
また、公共獣医事としては、感染症対策支援、水産・養殖業への研究支援などを県や市と協力して進めてまいります。わが国の在来馬として極めて貴重な野間馬の保全などにも貢献したいと考えています。
これらの領域を発展させるために、獣医学部では、獣医師養成のみならず、実験動物技術者や微生物の検査等を担う獣医関連専門家(※ベテリナリー ・パラプロフェッショナル:VPP)の育成を行い、地域に根付く人材を輩出します。
4.獣医臨床(獣医学教育病院)
大学附属の動物病院のことを、英語ではVeterinary Teaching Hospitalと表現します。岡山理科大学では、英語の表現にしたがって動物病院のことを獣医学教育病院と呼ぶことにしました。このことは大学附属病院の大きな使命の一つである獣医師教育を重要視していることの現れです。
獣医学教育病院は、二次診療施設として伴侶動物や産業動物に対し、最先端の設備と技術で治療をおこないます。また、本大学での研究や知見の還元、セミナーなどによる啓蒙活動、獣医師・獣医関連専門家(VPP)の育成などを通して、地域の獣医療の発展に貢献していきます。
※ 本学部では、動物看護師は実験動物技術者と同様、獣医関連専門家(ベテリナリー ・パラプロフェッショナル:VPP)と位置づけています。