渡邉 剛央教授

研究分野

国内法の域外適用,学校における危機管理

研究内容

競争法の域外適用など,国家がその国内法を域外の行為に対して適用することの国際法上の合法性について研究しています。インターネットの普及により,国境横断的な活動が増加しており,国内法秩序を維持するためには,域外の行為に対しても国内法を適用する必要があります。しかし,域外適用を無条件に認めてしまうと,外国の政策を否定することになる場合もあり,国際紛争を生みます。そうした事態を防ぐため,域外適用の限界付けについて研究しています。これとは別に,学校における危機管理についても研究しています。学校は児童や生徒の安全を確保する義務を負っていますが,その義務の具体的な内容や義務を果たすための具体的な方法について研究しています。

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