研究分野
- 国際人権法
- 国際法
研究内容
人権の普遍性と地域的特殊性、主に国際人権における普遍性再考(方法論)やアフリカ人権憲章における個人の義務の研究など。
人権保護の問題をグローバルな観点から研究しています。欧米先進諸国で築かれてきた人権規範(スタンダード)は、今日まで国連を中心に多くの国際条約が作成され、いまや世界的な関心事となっています。グローバルサウスと呼ばれる国々(発展途上国)では、歴史的、文化的また宗教的に見て欧米諸国とは異なる部分があります。そのような多様性を否定するのではなくむしろ認めたうえで、欧米とは異なる地域で人権保護を高めるには何が必要なのかを模索しています。
研究業績
- 「国際人権における普遍性再考−国際人権に方法論は必要か?」、平覚・梅田徹・濱田太郎編『国際法のフロンティア』、日本評論社、77-100頁、2019年。
- 「アフリカ人権憲章における個人の義務−国際人権法上の義務的側面」、柳原正治・森川幸一・兼原敦子・濱田太郎編『国際法秩序とグローバル経済』、信山社、191-213頁、2021年。