微生物学講座

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「One World, One Health」に貢献する!

 2014年のアフリカにおけるエボラウイルスの大流行は、高病原性の新興感染症ウイルスの脅威を世界に改めて意識させました。1994年にオーストラリアで発生したヘンドラウイルス、1998年からアジアで報告されているニパウイルス、2001年のSARSコロナウイルス(CoV)、2012年から報告されているMERS CoVなど次々と新たなウイルスが出現しています。近年日本においても、ダ二が媒介する重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSV)が発見されています。こうした新たに出現する感染症を迅速に診断し、治療および予防法を開発して適切にコントロールしていくためには、獣医学や医学といった関連する領域がひとつになり(One World)、ヒト・家畜・野生動物・伴侶動物の健康はひとつである(One Health)ことを認識して、従来の専門領域を超えて柔軟かつ迅速に対応していく必要があります。

 このような新興感染症ウイルスに対する対策・研究を国立感染症研究所において、いわば最前線で体験してきたスタッフメンバーによって微生物学講座は、起ち上げられます。

 我々は、バイオセーフティーレベル(BSL)3の実験室を活用して、また日本の、または海外のBSL4施設とも共同研究を実施しながら、最前線での戦いを継続していきます。こうした活動を通じて、この領域で専門家として活躍できる人材の育成を目指します。

 微生物学講座は、志の高い新たな参加者をいつでも受け入れます。興味を持った方はいつでも連絡ください。

s-watanabe@vet.ous.ac.jp (見学、随時募集しています!)

微生物学講座 教員紹介

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