学位
博士(獣医学)
研究者情報(research map):https://researchmap.jp/isshuk?lang=ja
専門分野
ウイルス学、分子生物学、細胞免疫学
研究内容
我々ヒトや動物はウイルスから自らを守るために様々な自然免疫防御機構を獲得していきました。同時に、ウイルスも宿主に効率的に感染・増殖するために宿主の免疫機構を回避する能力を得てきました。 私はウイルスと宿主の免疫機構との関連の中でも、他の細胞へウイルスの感染拡大を抑制するために自ら死を選ぶ「プログラム細胞死」と、ウイルス感染時に起こる宿主の免疫応答として近年明らかになってきた「ストレス顆粒」について研究を行っています。
今後は、現在問題となっている新興感染症ウイルスにも取り組み、「ウイルスが宿主に対して、どのような生存戦略をとっているか」を解明していきたいと考えています。
研究業績
- Kojima I., Onomoto K., Zuo W., Ozawa M., Okuya K., Naitou K., Izumi F., Okajima M., Fujiwara T., Ito N., Yoneyama M., Yamada K., Nishizono A., Sugiyama M., Fujita T., Masatani T. The Amino Acid at Position 95 in the Matrix Protein of Rabies Virus Is Involved in Antiviral Stress Granule Formation in Infected Cells. J Virol. 2022, 96(18).
- Kojima I, Izumi F, Ozawa M, Fujimoto Y, Okajima M, Ito N, Sugiyama M, Masatani T. Analyses of cell death mechanisms related to amino acid substitution at position 95 in the rabies virus matrix protein. J Gen Virol. 2021, 102(4).