本間 健志助教

学位

博士(獣医学)

研究者情報(researchmap):https://researchmap.jp/hommaTKC?lang=ja

研究分野

  • 獣医解剖学
  • 比較解剖学

研究内容

脊椎動物の平衡聴覚器における比較解剖学的研究

 哺乳類の聴覚器は、2種類の有毛細胞と多様な支持細胞からなる複雑な構造をしています。一方、両生類や鳥類の聴覚器では単純なシート状の構造が観察され、哺乳類の聴覚器のみが際立って特異な構造を持つことがわかります。

 私は、聴覚器の形成に関わる遺伝子やタンパク質の発現パターンを脊椎動物間で比較することで、「哺乳類だけ仲間外れ」とも思えるその構造が、どのように進化してきたのかを研究しています。

図の説明

  • 左から両生類、鳥類、哺乳類の聴覚器の組織写真
  • 左側、両生類と鳥類の聴覚器では音を感じる有毛細胞とそれを支える支持細胞は単純な層構造を示す。
  • 右側、哺乳類では有毛細胞が内・外有毛細胞へと分化、支持細胞は多種多様化し、複雑な形態をしている

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