杉山 晶彦教授

学位

博士(獣医学)

研究内容

(1)新規疾患モデル動物の病態解析 (1)

新規疾患モデル動物における疾患の発症・進展機構に関し、主として病理組織学的手法を用いて解析し、人・伴侶動物の疾患との比較検討をおこなっています。

研究題目:

レプチン受容体ノックアウトメダカにおける眼病変・腎病変の病態解析
Xmrk(Xiphophorusmelanoma receptor kinase)遺伝子導入メダカにおけるメラノーマ病変の病態解析
 

レプチン受容体ノックアウトメダカの網膜の病理組織学的変化. レプチン受容体ノックアウトメダカでは網膜中心静脈・脈絡膜静脈・網膜毛細血管における血液のうっ滞および網膜の菲薄化が認められる. a) 視神経. b) 網膜中心静脈. Bar=50μm

 

コントロールメダカ (28週齢)

レプチン受容体ノックアウトメダカ (28週齢)

 

(2)医薬品の副作用の発現機構に関する研究 (2, 3, 4)

医薬品の副作用の発現機構を明らかにすることを目的とした研究を病理組織学的手法を用いて実施しています。

研究題目:

葉酸代謝拮抗剤メトトレキサートがメダカ精巣に及ぼす影響
葉酸代謝拮抗剤メトトレキサートがラット胎児・新生児における中枢神経系の発達に及ぼす影響

研究業績

  1. Ocular lesions in leptin receptor-deficient medaka(Oryziaslatipes). J ToxicolPathol. Jan;31(1):65-72. 2018.
  2. Effects of methotrexate exposure on medaka(Oryziaslatipes) testes. J ToxicolPathol. Oct;30(4):283-289. 2017.
  3. Effect of methotrexate exposure at middle gestation on the inner plate of the ocular cup and lens in the rat fetusJ ToxicolPathol. Jul;29(3):173-80. 2016.
  4. Effect of methotrexate exposure at late gestation on development of telencephalon in rat fetal brain. J Vet Med Sci. Feb;78(2):213-20. 2016.

© 2021 OKAYAMA UNIVERSITY OF SCIENCE